財布のファスナー修理に引き続き、今回は鞄のファスナー修理事例をいくつかご紹介します。
ルイヴィトンのボストンバッグ。悪くなったファスナーを交換、新しいパーツを縫製した所。両サイドがパイピングに干渉しているので辻褄合わせが難しい形です。
チャームは再利用して、スライダーのみ交換します。
慎重に元穴にステッチを落とし完成。
縫製ラインが数ミリずれるとパイピング部分がズタズタになるのでかなり神経を使います。
たまたま大・中サイズを同時にお預かりしたので親子撮影。
ナイロン・キャンバス系のバッグも修理可能です。
案外ナイロンバッグのほうが真っ直ぐ綺麗に縫製するのが難しかったりします。素材の性質上、リペアがききにくい大量生産的な構造で作られるので100パーセント元通りには出来ないものもあります。
まあ、パッと見は全く分かりませんが笑
元々は平台の電動ミシンで数秒で縫いつけてしまうもの。リペア時のファスナーの縫製作業は全くの別物なんです。
プラダのナイロンビジネスバッグ。かなり複雑な構造だったので、作業に入る前に30分ほど鞄とにらめっこしていました。。頭の中で解体~再縫製のイメージがつかめてから作業スタート。
アフター。構造によっては表にステッチを出さざるを得ないものもありますが、今回は裏地もなんとか袋縫いできました。
サイドからもう1枚。型崩れもなく綺麗に仕上がりました。
こちらは防水ファスナーの交換修理。
修理途中はこんなかんじになっていました。かなりカオスな状態ですね(笑)
割に合わなく敬遠されがちな修理ですが、ご依頼ある限り頑張ってやってます。
ボッテガヴェネタのセカンドバッグ。
グッチのボディバッグ。まだまだ現役で使えそうですね。
財布のファスナー交換の記事はこちらです♪
https://bag-repair-hironaga.com/2017/01/05/repair-blog-1/