GUCCI修理特集 オールドGUCCIの内装交換etc..

オールドGUCCIの内装交換。

内縫い構造(外に縫製ラインが出ていないもの)で、合皮の内装が外装と一緒に縫い込まれているタイプ。(内袋を引っ張って外に出てこないタイプですね。)

通常であれば、一旦鞄を完全に裏返し、解体する必要がありますが、鞄の素材が固く、開口部も狭いため大変なストレスがかかります。古いバッグの場合、破損してお釈迦になってしまう危険性があります。残念ですが元通りの施工は困難です。

しかし、一見修理不能のものでも少し考え方を変えてあげれば、修繕可能です。

アフターはこのような感じ。ぱっと見は元通りでしょうか♪

劣化した素材は切り取って取り除いてしまい、独立した内袋を作製し開口部一周で縫い付けています。

簡単に説明しましたが、元の残骸から内径を図れない事と、内装の採寸が少しでもずれるとおかしくなるので、通常の内装交換よりも難易度の高い施工かと思います。

 

こちらもGUCCI、エナメルの仕切り付きタイプで3室に分かれているタイプですね。

今回は「仕切りを取っ払ってほしい」というご希望でしたので、1室の構造に変更。

仕切りを取っ払った分、仕事が簡単になっているように思われますが、オリジナルと構造を変えるというのは、内装のパターン(型紙)が変わりますので意外と大変なんです、、

こちらはおなじみバンブーbag。内装交換+外装カラーリングしました。

白のカラーリングは難易度が高いですが、このように綺麗に仕上がりました。

 

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