2月に入り本格的に寒くなってきました。最近、恵方巻の販売ノルマ問題がニュースになっていましたね。フランスでは食品の廃棄禁止法ができたとか。食品に限らずモノを大事に扱ってほしいなと思います。
今回は鞄の底のヤブレや擦れの修理法についてご紹介したいと思います。
長年の使用で擦れたり傷が入ったりというのはある程度仕方のないことですが、画像のように角が破れて穴が開いてくることが多々あります。LVのモノグラムに使用されているトアル地のように、生地の上に塩ビのコーティングが施されている素材はこうした症状に陥りやすいです。
簡易的な修理なら、裏からつまんで損傷箇所を隠してしまいます。損傷の大きい場合はレザーパーツで覆い隠す方法もあります。
パイピングの擦れ・破れの修理。部分補修がメインですが、柔らかい素材であれば一周交換も可能です。
一旦鞄をばらばらにして新しいパーツを取り付けます。
再縫製して完成。革が擦れている箇所は補色などで見た目を補っても、革のダメージは残ったままなので、あて革補修orパーツ交換が最適かと思います。
ちょっとした擦れのケース。これぐらいなら部分補色でも大丈夫そうですが、四隅の一か所がパックリ裂けていたので当て革補修で統一させました。
アフター。境界線を薄く漉くことで境目をカモフラージュできます。
ご紹介したほかにもいろいろな修理方法があるかと思いますので一度お問い合わせいただければと思います。
以上、鞄擦れ・ヤブレの修理紹介でした。
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