【染め・カラーリング】ルイヴィトン 内装カラーリング事例

最近、特にご依頼の多い染め・カラーリング。年々お問い合わせが多くなっている気がします。

カラーリングは、状態により処置が異なり、基本的にかなりの納期がかかる為、余裕をもってお預けいただける方のみ承っております。

当工房でお受けするものは、カラーリングを施す箇所が総革のものに限ります。いろいろな素材のコンビの製品は色移りの危険がある為、基本的にお断りしております。

また、全体染めの際に色を変えてしまう(白のバッグを黒で染めるetc…)修理は承っておりません。基本的には元の色、もしくはワントーン濃い色(傷などを目立たなくするための処置。)にて色補正します。

縫製関連の修理とカラーリング技術を組み合わせることにより、見た目と耐久性におけるワンランク上の本格リペアが可能となります。

鞄 染め

こちらのヴィトンのBAGで修理工程を見ていきましょう♪

鞄 染め クリーニング

モノグラムなどに使用されている、定番の茶系の内装は本革になります。ただしポケット内側のみ合成皮革が使用されており、ドロドロした黒い汚れが全体に付着しています。お客様曰く、「オークションで美品と思い購入されたところ内装を見てガッカリ、、」と言う事でした。最近はネットで購入すると言う事が当たり前になってきているので、こうした相談をよく受けますね。

今回は、内装全体のカラーリングを施し、ポケットの合皮部分は生地にて交換修理していきます。

鞄 染め クリーニング

カラーリングにより、黒ずんだいや~な汚れもスッキリしました。

鞄 染め クリーニング

内装の修理が完了したら、外装と再び張り合わせ、元通りステッチがけします。

干渉している金具は解体の際に破壊してしまいます。この辺りは、定番商品ならば事前に分かることもありますが、現物を見てからの判断となることもありますのでご理解ください。