ブランドバッグの合皮の内装劣化。一度劣化を起こすと素材自体を何とかすることは困難ですので、内装一式を交換する修理法を取ります。
仕切り付きの内装、GUCCIに多い構造ですね。
アフター。ブランドタグなど使用できるものはクリーニングをしてから再利用します。
複雑な構造のものでもこのように元に近い形で再現ができます。
総革仕立てのバッグでも内装には合成皮革を使用しているものが多いです。合成素材の劣化により使用困難となっている状態は、本革のポテンシャルを全く生かし切れていませんので、劣化の少ない生地などに取り換えることでまだまだ長く愛用頂けます。外装のレザーも高級用品を使ってケアをしてやると風合い・手触りがよみがえります。
定番のGUCCIバンブーシリーズ。
こちらは内装の仕切りを取っ払って広く使いたいというご希望。
収納物を小分けにはできませんが、手が入りやすく使用感はよくなったと思います。
こちらも定番のルイヴィトン、バケツ。
何度もご紹介してますので、今回はカラー変更事例を。
こちらはベージュ→赤
内装を赤系統に変更したいというご希望が多いです、ほかにもカラーバリエーションありますのでご希望がありましたらご対応します。
こちらはピンクで交換、若々しい印象になりました。
内装カラーを変えるだけでもがらりと雰囲気が変わるので面白いです。
リペアというのはできるだけ元の雰囲気を壊さないように、というのを意識して施工することが多いですが、あえてイメージチェンジをして、新しい気持ちでご愛用頂くというのもよいと思います。