ファスナーの種類について 鞄・財布・ブーツのファスナー修理 投稿日時: 2019年9月10日 投稿者: hirokobo ファスナー修理と使用素材について ・防水ファスナー・大きい番手のファスナーや、高級クラスのエクセラファスナーでの交換修理が可能です。 ファスナーの修理と一口に言っても、ファスナーテープには色んな種類があります。今回は当工房で使用しているファスナーテープの種類について紹介します。 高級ファスナーを使用したファスナー交換 ・金属ファスナーYKKエクセラ、YKKファスナーの中で一番グレードの高いファスナーテープになります。 当工房ではこちらのエクセラファスナーをメインで使っています。原価がスタンダードクラスのファスナーの10倍ほどしますが、平滑性・耐久性・見た目においてやはり差が出ますので拘りたいところですね。ファスナーテープとしての性能はやはりメイドインジャパン。海外製高級ファスナーよりも断然優れています。金属ムシのカラーは、ゴールド・ニッケル(銀)・アンティークゴールド・黒ニッケルがあります。 ちなみにこちらのムシの形はダブル用ファスナー。左右対称の形になっており、左右からスライダーを二つ入れるときにこれを使います。 ・財布のラウンドファスナー修理例。YKKエクセラシングルファスナー スライダーが一つの財布などの修理では、シングル用YKKエクセラを使用します。ハイブランドに装着してもエレガントさを失いません。 ・ボッテガ等のファスナー修理に最適な黒ニッケル色 黒ニッケルの金属ファスナー、ニッケル(銀)のアンティーク色になります。ボッテガヴェネタの黒ニッケル色ririファスナーなどの代用によく使います。 ・ナイロンバッグのファスナー修理に多いコイルファスナー コイルファスナー。これは説明不要かと思います。金属・コイルファスナーどちらも番手がいろいろあります。番手の数字が大きいほどムシの幅が大きくなり、スライダーパーツも大きいものになります。 ・ビジネスバッグ、リュックなどのファスナー交換用10番ファスナー 左が一般的な5番ファスナー。右が最大サイズの10番ファスナー。 乗馬ブーツは主に8番、リュックサックやナイロン製ビジネスバッグのごついファスナーは8,10番が使用されていますね。 ・オロビアンコ製品の修理など、ユーロの雰囲気を感じる銀ムシファスナー 銀ムシファスナー。オロビアンコなどでよく使われているオプティのコイルファスナーのYKK製版という感じです。 あまり使用頻度はないですが、ビスロンファスナー。樹脂製のファスナーになります。 テープ部分の幅が広い特注ファスナーなども取り寄せ可能です。 オリジナルがテープ幅の広いファスナーを採用している場合、通常幅のファスナーテープでは交換修理ができません。無理やり交換するとテープにかかるテンションが変わり、後々不具合が生じて取り返しのつかない事態になってしまうことがあります。 当工房ではあり合わせの材料を使うのではなく、毎回サンプル帳を開き、膨大なカラーの中から一番近いものをチョイスしますので、少し取り寄せに納期はかかりますが、クオリティの高い修理ができます。 近い素材は基本はこちらでチョイスする形になりますが、カラー変更してイメージチェンジしたい場合などはカラーサンプルのご提案など対応しますのでお気軽にご相談ください。 【★インスタグラムでアフター画像掲載中★】 【HOMEに戻る】