ファスナー引き手の修理

 

今回は、ファスナーの簡易修理のご紹介です。使用頻度の高いファスナー部分。ストレスのかかるパーツなだけあって、トラブルも非常に多いです。基本的にはファスナーの全交換という修理がメインですが、簡易的な修理で直る場合も多いです。

 

まずは代表的な例として「スライダーの交換修理。」ファスナー開閉時にするすると動きまわるパーツ。これが通称スライダーと呼ばれるパーツです。スライダーの歪み・摩耗によるトラブルの場合、これを交換するだけで修理完了です。「閉めたはずが開いてくる、錆びついて動きが悪い」といった症状がでたらスライダーに異常がある場合が多いです。

 

財布 ファスナー 修理

チャームは再使用し、国産YKKのスライダーに交換します。一部、国産ファスナーとの互換性がないものは全交換修理となります。

ファスナー 引手 修理

お次は、引手チャームの作製。雰囲気の近い素材で新規作成致します。これが無いだけでファスナーの開閉ができないから不便ですよね、、出来合いのチャームで格安修理も可能ですのでご相談ください♪

ボッテガヴェネタ 引手修理

ボッテガ・ヴェネタの革チャーム作成。シッカリと強度が出るよう、ナイロン製の芯材を仕込んで作ります。

ボッテガヴェネタ 革チャーム 修理

アフター。ステッチの入り方ひとつでパーツの強さも変わってきます。ステッチ間隔が狭すぎると穴が切り取り線になり、千切れやすくなります。かといって広すぎると野暮ったい雰囲気になるので、「いいかんじ」になるよう仕上げます(笑)

コバ(パーツ側面)とステッチまでの間隔も大事。狭すぎると、経年劣化でコバ付近から砕けてきますし、広いとコバがめくれあがってきます。

せっかくのリペアなので、見た目はもちろん耐久性も考えた修理がしたいですね。

以上、ファスナーの簡易修理のご紹介でした!

 

ファスナー交換修理の記事はこちらのリンクから!

https://bag-repair-hironaga.com/2017/01/05/repair-blog-1/