財布のコインケースの内装交換

最近朝目覚めるといつもおなかの調子が悪い、、どうやら寝相が悪くて夜中毛布を蹴飛ばしているみたいです。

皆さん夜はあたたかくして体調にきをつけてくださいね。

今回は財布のコインケース部分の内装交換です。

こちらの合皮のベトベトを何とかしていきます。

ルイヴィトン 合皮

ひとたび劣化が始まると、人工的な素材のため劣化を食い止めることはできません。ベトベト具合がどんどん進行していくので使用することも困難になります。この経年劣化は合成皮革の最大の弱点ですね。これをシャンタン生地にて交換修理していきます。サイドのマチの部分も同様に交換します。

財布 修理

サテン生地を使うところもあるみたいですがシャンタンがやはり丈夫で安心じゃないでしょうか。

ルイヴィトン バニッシュ 修理

100パーセントとまではいかないですが、バニッシュ仕上げの再現です。あまり盛りすぎても剝がれやすくなるので、いい塩梅でとどめます。

バニッシュの再生修理でコバ用顔料を上から塗り重ねただけの修理を見かけることがありますが、劣化して剥がれてきているものの上から何かを上乗せしたところで一緒に剥がれ落ちるのでほとんど無意味です。

基本的には一度残っている顔料を削り落とし、平らにならした後、素材とコバ塗料を食いつかせるための下地材を載せます。ここで初めて調色した顔料を何度か塗り重ね、厚盛りして完成です。

鞄・財布の内装交換、どのような構造でもほとんどが修理可能です。他店で断られた修理も是非一度お問い合わせください。

以上、財布コインケース内装交換でした!