財布の修理事例 マチの作製・ファスナー交換

ボッテガ ファスナー 修理

ご依頼の大変多いボッテガのラウンドファスナー交換。

ボッテガのアンティックなファスナーカラーはYKKファスナーの黒ニッケル色がよく合うかと思います。

カルティエ ファスナー 修理

カルティエの装飾金具のついたバージョンも元通りきれいに交換できました。ファスナーには番手があり、先ほどのボッテガは5番、こちらのカルティエは3番になります。数字が上がるほど太いファスナーになります。

乗馬ブーツの8番、ナイロンバッグの10番ファスナーに加え、オロビアンコのナイロンバッグ等の銀ムシファスナー、防水ファスナーなどいろいろ仕入れ可能です。

ファスナー 修理

デイリーな修理も行っております。ポーターの小銭入れ。閉めたはずが開いてくる、よくあるトラブルですね。スライダーをペンチ等で締めなおして自己修理される方が多いですが、パーツを交換せねば根本的な解決にはなりません。むしろ変形したスライダーがテープにストレスをかけ、結果的に修理代が高くついてしまうケースが多いのでやめたほうがいいと思います。

ファスナーテープが切れていなければ、YKK製品の場合、スライダーのみの交換で簡易修理が可能です。

ポーター 修理

このように前後移動するパーツのみ取り外して修繕ができます。ただし、当然のことながらケースバイケースですので、補修が効かない場合というのが多々あります。その場合はファスナーテープの総替えになります。

ルイヴィトン 修理

次に財布のマチの破れ修理。

今回は損傷が大きかったため、パーツの作製・交換を行いました。

財布 破れ 修理

かなり近い革が見つかりました。黒・茶系は比較的合いやすいですね。特殊なカラーの場合はそもそも近い素材が存在しないことも多いのでカラーリングと併用して素材を一から作ってしまう場合もあります。ただその場合コストも追加でかかりますので、まずは天然素材で合わせる努力をします。

財布 修理

アフター。違和感なく仕上げることができたかと思います。

革・金具・生地その他すべての素材に言えることですが、ブランドさんで独自に製造、オーダー作成している、純正パーツはご用意できません。その制限のある中で様々な工夫を凝らしてできるだけ違和感のない修理を追求する、という事をしています。

財布・革小物はほかにも金具類、錠前・ホック・マグネットの交換修理、コバ再塗装・内装張替え、高級用品による保革ケアなどいろいろやってますのでお気軽にご相談ください。

 

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