本格的に寒くなってきましたね。工房のほうも手がかじかむほどの寒さなので対策を考えないといけません・・サービス拡充のため、機材もいろいろ増やそうかと思案中です。
さて、今回は鞄の内袋・内張り交換修理のご紹介パート2です。
今回はこちらのボッテガヴェネタの内装交換をやっていきますよ。
ベージュのシャンタン生地で高級感のある仕上がりを目指します。
当工房ではただ単に生地を縫製し合わせるだけでなく、補強を兼ねて芯材を張り合わせた2層構造で作っていきます。(ふわっと仕上げる場合この作業は省きますが。)裏側の水色部分が芯材になります。薄く滑らかで引っ張り強度に強い素材を使っており、表生地がストレスで裂けるのを防ぐ役割があります。
鞄本体と部分的に縫製し合わせながら作りこんでいく複雑な構造ですがパパッと仕上げちゃいます♪
アフター。内ポケットも再現してあります。シャンタン生地各色揃えておりますのでご希望の色でお修理いただけます。
「内張り」と言われるタイプの構造です。鞄本体をばらばらにするので多くのお店で敬遠されがちな修理。もちろん修理可能ですのでどしどしお送り下さい(笑)
少し鮮やかなグリーンで若々しい印象に早変わり。ポケット内は差し色として異なる色を持ってくるのもおススメです。自分好みにカスタマイズして大事に使ってあげましょう!
奥まった部分も全部張替します。めちゃめちゃ大変でした~(笑)
エピのビジネスバッグ。内側ポケット張替えです。
黒のシャンタンで張替え。
シャンタン生地はしっかりしていて手触りもすごくいいですよ。
最後に仕切りのあるとんでもなく難解なタイプ。内外含め7ポケットありました(笑)
全てシャンタン黒で張替え。元のパーツは再使用してきれいに仕上がりました。
過去の内張り交換生地も良かったらご覧になって下さい♪
https://bag-repair-hironaga.com/2017/01/08/repair-blog-3/
以上鞄内装交換のご紹介でした!
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