ブランドバッグの日常的なトラブルと修理事例 投稿日時: 2019年9月14日 投稿者: hirokobo 最近はハイブランド製品のご依頼が多くなっている印象を受けます。PRADA・GUCCI・CHANEL・ルイヴィトンあたりがやはり多いですね。今週はたまたまデイリーな修理が多かったのでいくつか紹介します。 ステッチ補修・ハンドル外れの補修 ・デイリーな修理もご好評いただいております。単純なものほど丁寧な施工が大切です。 鞄修理と一口に言っても数か月かけてじっくり取り組む大変なものと1日で完了するデイリーなお修理とあり様々です。 ステッチ外れ、ファスナーのスライダー補修など、こうしたデイリーな修理は工賃はおよそ¥1000~¥3000程度、納期も早ければ2,3日~2週間ほどで済む場合が多いですね。繁忙期はもう少し伸びる場合もありますが。。 ルイヴィトン付け根革の外れ修理 よくあるステッチ外れの補修。負荷のかかるパーツ部分は内部からもしっかり補強材を入れて縫製します。そうしないとモノグラムなどの合成素材はステッチラインで生地ごと引っこ抜けてしまうことがあります。 シャネルのハンドル抜けの補修 ・人気の高いCHANEL。マトラッセ、その他シリーズも修理いたします。 シャネルのバッグ、状態きれいですがハンドルのすっぽ抜け。これも単純な修理なんですが、雑なステッチのかけ方をすると、後々また再修理となる場合があります。 きれいに違和感なく直りました。デイリーな修理と一緒に皮革のケアもおすすめです。ワンコイン¥500でカサカサになった皮革がよみがえりますよ。皮革の乾燥はひび割れ・破損に影響しますのでしっかりとメンテナンスをするのが基本です。 PRADAバッグ ハンドル外れ 補修 ・PRADAのナイロンバッグも多数ご依頼いただいております。内袋の修繕・ハンドル外れファスナースライダー不良など簡易補修に対応します。 PRADAのナイロンバッグ。こちらもハンドル外れ。ハンドルやリュックのショルダーの引っこ抜けの修理は、そのまま縫製し直すだけの場合と、素材が破損していれば余分に入れ込んで縫い込む場合とがあります。痛みが激しい場合は後者の修理法を取りますが、ハンドルや肩紐が非対称になってしまう場合はそれぞれ付け根を少しづつ入れ込んで修理する場合もあります。 今回はステッチ外れによるすっぽ抜けでしたので再縫製のみで済みました。 これぐらいならまだいいか、と思って放置していると程度がひどくなると料金も高くなってしまう場合がありますので、こまめなメンテナンスのご相談をいただければと思います。 【★インスタグラムでアフター画像掲載中★】 【HOMEに戻る】